デボン紀最末期に出現した種として有名な、イクチオステガの縮小全身骨格模型です。3Dデータはモデリング(造形)です。作製には、「生物ミステリープロ 地球生命 水際の興亡史」を参考にしました。
イクチオステガ の登場
デボン紀最末期に出現した種として有名なイクチオステガは、全長が1mほどで陸上で暮らすことのできた四足動物でした。
1932年に最初の化石が報告されて以降、多くの標本が発見されており、初期の四足動物においては最も研究が進んでいます。化石が発見された時期も古く、知名度もかなり高いのではないでしょうか。
最新の学説に沿ったディティール
本種はがっしりとした四肢を持つ動物で、前脚については不明ですが、後ろ脚には少なくとも7本の指があったことがわかっています。研究によると、前脚は前後方向にしか動かせず、ムツゴロウのような動きであったことがわかっています。また、後ろ脚は、接地していなかった可能性もあるといわれています。
頭骨は扁平ですが、眼の位置はパルマステガのように高くはありません。長く太いあばら骨をもち、浮力の無い陸上で腹這いになっても、自身の体重で内臓を潰すことはなかったと指摘されています。
水中や陸上を移動することが可能だったイクチオステガの全身骨格模型をお部屋のインテリアとしていかがでしょうか。(壁掛けも可能)