アンフィ合同会社の商品の材料と保管方法につきまして

①DLP(紫外線硬化型樹脂)について

 アンフィ合同会社では多くのレプリカを光造形式の3Dプリンターで製作しており、当初よりSiraya Tech社製のFastレジンABS-Likeを使用しています。この樹脂はABSに近い強度を持つことと造形精度が優れているという特徴から、複雑で繊細な全身骨格や頭骨を再現するのに向いています。

一方で、多くの樹脂製品で知られるように、水分を吸う現象「膨潤」が当樹脂にも見られました。この現象は木材や紙などで顕著で水分を吸って柔らかくなります。当社が観察している限り、頭骨レプリカではその影響による変形が見られませんでしたが、全身骨格の細い肢や肋骨では湿度80%以上に達すると若干柔らかくなりわずかに変形が見られました。このことから、梅雨時期の湿度70%を超える場合はシリカゲルを近くにおいていただき、ケースや棚などで保管していただくことをお勧めします。また、膨潤が起こったとしても、乾燥すると再び樹脂が硬くなることから、水分が樹脂中から放出していると考えられます。現在当社での対策としては、全身骨格模型については台座に針金固定して変形を起こさない工夫をしております。

未だ発展途上の3Dプリンターの技術は不明なことが多く、今後の発展のためにも当社で明らかになったことはご報告していきたいと思っております。皆様に精度の高いレプリカを少しでも多くお届けできるように工夫して参りますので、どうかよろしくお願い致します。万が一ご購入後変形でお困りの際は当社にレプリカをお送りいただければと思います。


  • 針金で固定する前

  • 針金で固定した後